先日、1月8日の読売新聞で、『「学テの秋田」大学進学は不振』という見出しの
記事が出ていました。
秋田県は、小六と中三を対象とする全国学力テストで連続して高位の成績を上げて
いるところで、学校の頑張りが大変に高い評価を受けています。
しかし、大学入試センター試験の都道府県別平均点で見てみると、2009年度は
秋田県は36位と下位に甘んじています。そこで、県の教育委員会は、
「センター試験で全国10番以内」という数値目標を掲げているということでした。
小学校の成績だけでなく大学入試センター試験の平均点を見ないといけないと
いうことを私も前々から講演で話していたので、ようやくこのような報道が出て
きて、有難いなと思いました。
他にも、このような逆転現象はあります。橋下大阪府知事が大阪の学力の低さを
嘆いていましたが、大学入試センター試験では、大阪は東京、神奈川、奈良に続い
て全国第四位なのです。
小六や中三の学力試験の結果だけでなく、どうして高三の試験結果を比較しない
のか、とても不思議です。今では大部分が高校には進学しますが、高校生のうち
センター試験を受けた人の割合とその平均点を都道府県別に発表することは簡単
なことです。
大手予備校は毎年、センター試験の都道府県別平均点の資料を作成しているよう
ですので、これを手に入れて、小六、中三、高三と比較していくだけでもいろんな
ことがわかると思います。
なお、大学入試センター試験の都道府県別平均点の順位を見ると、下位は毎年
同じメンバーで、岩手、沖縄、宮崎、島根などです。
これらの県は、教育の振興が最重点課題のはずなのですが、そうしていない県が
多いような気がしています(続く)。
くろふね21 Eメール 2010年01月14日(木)12時45分 編集・削除
都道府県別の学力試験の結果はひとつの指標になると思いますが、大学入試センター試験の場合の都道府県別平均点のデータは、受験地によるデータでしょうか、それとも出身高校が属している都道府県のデータでしょうかあるいは住民票によるデータでしょうか。もし受験地によるデータであったなら、大都市近辺に浪人受験生が集中することなどの影響も考慮する必要があるかと思います。また、提案されているように小中学時代の教育施策が高校や大学、大学院へと進んだときにどう影響したかなどの調査が大変重要だと考えています。